安否確認

様々な、児童虐待事件を受けて、安否確認を実施される場合があります。

安否確認で、救われる命は、たくさんあります。

とても大事なことです。

 だからと言って、先生に会いたくない状況のお子さんに無理やり合わせて子どもの心を傷つけてしまうのは、得策とは言えないでしょう。

 

子どもの心を傷つけない方法で、安否確認してほしいです。

 

登校拒否・不登校を考える全国ネットワークからの文章です。

 

◆ 緊急点検通知について ◆

2019年2月 千葉県野田市の虐待事件を受けて、
次のような『緊急点検通知』が発出されています。

【1】
通知の内容

2/14付で、下記リンクの通り、
2/1以降一度も登校していない児童生徒を対象に面会し、
その結果を報告するよう内閣府、文部科学省、厚生労働省の
連名で、依頼文書が教育委員会等に出されています。

(文書名)
『児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検について(依頼)』
(PDFファイル)
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/060301/files/2019021500084/file_201921819506_1.pdf 

(柴山・文部科学大臣会見)
http://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2019/20190214.htm 

~ 同文書より抜粋 ~

学校に報告を求める事項

○対象児童生徒等
平成31年2月14日現在において、
2月1日以降一度も登校していない児童生徒等

○緊急点検の方法
平成31年3月8日(金)までの間に、
以下のいずれかの方法により緊急点検を実施すること。
なお、2月1日以降に本通知による緊急点検に関わらず自主的に確認を行い、
以下のいずれかの方法により面会できたものを含めて差し支えないこと。
・学校の教職員による面会
・教育委員会職員(SSW、指導主事、教育支援センター職員等)による面会
・その他関係機関(民生委員、児童委員、フリースクール職員等)による面会

~ 抜粋ここまで ~

【2】
『NPO法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク』
の文書について

『NPO法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク』では、
今回の緊急点検に関する見解や対応方法等を、ウェブサイトで公開しています。

虐待防止の緊急点検への対応について(PDFファイル)
http://www.futoko-net.org/news/%E8%99%90%E5%BE%85%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E7%B7%8A%E6%80%A5%E7%82%B9%E6%A4%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf 

NPO法人  登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
http://www.futoko-net.org 

ネットワークでは、不登校とされる児童生徒が、教職員と会いたくないと思っているにもかかわらず、
緊急点検通知を背景に面会を強制されるケースなどを危惧しています。

具体的な対応方法や、緊急点検についての困りごとなどの
相談窓口が紹介されていますので、リンク先にてご確認ください。

 

NPO法人 登校拒否・不登校を考える全国ネットワークでも、相談を受け付けています。
               
〒114-0021 東京都北区岸町1-9-19
TEL/FAX 03-3906-5614
Eメール info@futoko-net.org

 


以上、登校拒否・不登校を考える全国ネットワークからの文章です。

 

安否確認は、学校の教職員以外でも構いません。

例えば、児童相談所(家庭児童相談室・子ども家庭センター)のスタッフ。

スクールソーシャルワーカー。

フリースクールのスタッフ。

民生委員・児童主任委員。

でも、構いません。

「等」とありますから、塾や習い事の先生、図書館や児童館のスタッフでもよいのか、教育委員会に確認しましょう。

 

ということで、

いろいろな安否確認について。さくらも考えてみました。

 

どういう形で安否確認を受けるのか、お子さんと話し合いましょう。

「事件が起こって、全国の子どもたちが元気でいるか、調べることになったんだよ。

協力してほしい。あなただけじゃないのよ」

などと趣旨を伝えると、協力してくれるお子さんもいるようです。

 

どういう形で、安否確認するのか、担任の先生や教育委員会と話し合いましょう。

 

学校の先生から、「お子さんに会わせて」と言われたら、

「安否確認でしょうか?そのほかの御用でしょうか?」と聞いてみてください。

安否確認が目的なら、先生が会う以外の方法もあることを伝えてみましょう。

先生は、「自分が確認しないと、校長に叱られる」と自分の保身が第一になってることも少なくありません。先生も大変な立場なのです。

こどもファーストで行きましょう。

先生が確認しなくてもいい方法があることも伝えましょう。

先生はほかの人が確認しても安否確認になることを知らないことも多いです。

上記の通知などをプリントアウトするなどして、活用してみましょう。

 

安否確認がすでにされてないか確認しましょう。

決められた期間中に、すでに、担任の先生、保健の先生、去年の担任の先生、スクールカウンセラー、スクールソ-シャルワーカー、民生委員、児童委員、フリースクールのスタッフなどに会ってないか?

安否確認は担任の先生でもよいので、思い返してみましょう。

担任の先生に、「〇日に、フリースクールのスタッフとあってます。安否確認できてます。」と伝えましょう。

安否確認は、担任の先生以外でもいいのですから。

 

しばらく学校を休んでる・不登校である場合でも

子どもが「先生に会ってもいいよ」といった場合は、

先生に会わせましょう。

 

子どもが、「先生に会いたくない」といった場合、どうするか?

 

その1

「先生と話さなくっていいよ、先生も声をかけないから。

家の玄関から、見える一番遠くのところで、顔だけ出してくれたらいいよ」

という提案をする。

家庭訪問を先生にしてもらうのですが、「話しかけない」などの約束を事前にきちんとしておくこと、約束が守れなかった場合、次回の安否確認は困難になることを伝えておく。

 

その2

「担任の先生じゃなくても、いいよ。校長先生、教頭先生、去年の担任の先生、スクールソーシャルワーカーさんやスクールカウンセラーさん、保健室の先生、フリースクールのスタッフさん、民生委員さん、児童委員さんで会ってもいいよっていう人はいる?会っても話さなくてもいいよ」

という提案をしてみる。

子どもが「この人なら会ってもいいよ」という人に会う。

話しかけてもいいか?などの確認も。

 

その3

習い事や買い物など、外出する機会がある子なら、外出先で、遠くから確認するという方法があります。

習い事に行ってる場合は、習い事の先生が確認してると言えるでしょう

担任の先生などが安否確認する場合、目視確認なので、話しかける必要はありません。

遠目から、こどもに負担のないように、確認する方法もあります。

 

奥の手

テレビ電話をする。

子どもがテレビ電話してもいいよ。という人と、テレビ電話(フェイスタイムとかビデオ通話など)をする。

 

奥の奥の手。

子どもの動画を撮影し、先生などに見てもらって、安否を確認する。

その際、動画が古いものでない証拠として、こどもの背景にテレビニュースなどが映り込むようにしておく。

 

何よりも、こどもの気持ちを大切にしてほしいです。

無理に合わせた後、家庭で、お子さんが暴れたり、家族と話さなくなったり、引きこもったり、つらい状況に追い込まれることがあります。

 

様々なブログを読むと、たくさんのブロガーが、安否確認の後、子どもが暴れたり、引きこもったりした様子をつづっています。

乱暴な安否確認が、子どもを救うことにつながらず、逆に追い詰めることになってることを、安否確認をする側の人(先生、教育委員会、児相の人)に知ってほしいです。