不登校の定義

 不登校の定義

文部科学省では、不登校とは「何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし,病気や経済的な理由によるものを除く)」をいう。

学校基本調査において,30日以上欠席した児童生徒について不登校として統計をとっている。

 

 不登校児の推移

 統計上の不登校児は、子どもの数が減ってるので、少しずつ減っている。しかし、ここ10年発生率は横ばいで推移しており、小学生で約0.3%。中学生で約2.7%である。

 中学校であれば、クラスの人数が35人であれば1人は不登校ということになる。そんなクラスが1学年5クラス、3学年あれば、ひとつの中学校で15人の不登校の生徒がいる。

 6万人の市に約50人の不登校児というのは、統計状平均的な数字と思います。

 

 あなたの街では?

 住んでる市町村の教育委員会に「昨年度の不登校児数教えてください」といえば教えてくれます。

本年度の人数は、年度途中のため統計が十分に取れてないので教えてくれない場合もあります。 

 教育委員会によっては、電話に出た人がすぐに「昨年度は✖✖人でした」と答えてくれるところもありますが、「なんでききはるの?」「おたく誰ですか?」「勝手には教えられないんですよ」「誰も知らんからなー」という教育委員会も。。。

こういうことでも教育委員会の質が良くわかります。

 

こんな子は不登校じゃない?

  三学期に入り休みがちで、2月下旬から、完全に学校を休んでいます。途中、担任の先生が、「放課後、保健室においでよ。少し喋ろう」ということで、3回程、放課後、保健室登校しました。というお子さん。

 3月31日の時点で、欠席日数が29日となりました。ということで、統計には、カウントされていません。担任の先生としては、「うちのクラスに不登校の子はいません」と言えます。なので、「放課後おいで」「保健室でいいよ」と必死で誘ってきます。

子どものため?先生の実績のため?疑問が残ります。

 

高校生に不登校はいない?

市の教育委員会の統計は、「小・中学校」のみです。高校生の不登校児の統計は、留年や退学などがあり、実態とは少し違うイメージかもしれません。