不登校って何?

不登校って何?

病気?なまけ?いったい何?

というのもよく出るお話。あるある。

 

学校を、30日休んだら、「長期欠席」となる。

そのうち「病欠」「不登校」「経済的理由」「その他」に文科省では分けてます。

そして、「不登校」という医学病名はありません。

なので、医学部では不登校については学びません。

治療法も学びません。

 

文部科学省では、「不登校児童生徒」とは「何らかの 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を. 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、除いたもの」と定義しています。

 

私は、心のコップに気力とか活力とかエネルギーとかっていう水が入ってるとします。

その水が、すごーくすごーく少なくなってる状態と思うのです。

だから、今まで出来てたことで、ちょっと面倒だなって思ってたこと。

お風呂に入るとか、パジャマを着替えるとか、プリントをするとか、

ゲームを切り上げるとか、決まった時間に決まったとこに行くとか。

例えば学校とか。

そういうことに取り組む活力がすごーくすごーく少なくなってる。

だから、学校を30日以上休んでる。

 

ものさしは学校の30日欠席だけど、

本当の物差しは、心のコップの水かもしれない。

 

じゃあなぜ、心のコップの水は、少なくなったの?

心が傷つくことがあると心のコップの水は、

少しづつ減っていきます。

例えば、算数の単元が、苦手なものに変わった。とか、

クラブのレギュラーが取れなかった。とか

親からの期待に沿えなくなった。とか

友だちに、仲間外れにされた。とか

親が忙しくて世話をしてくれない。とか

 

他にも、一見うれしい出来事が、

心傷つけることもあります。

弟・妹ができた。お母さんが、構ってくれなくなってさみしい。

新しいお父さんができた。ライフスタイルになじめない。

進学した。新しい環境に不安。

など。

 

細かな、心のコップの水が減る出来事が、

短期間に、たくさん起こると、

コップの水が増えるより、たくさん減っていって、

コップの水がある程度少ない状態になる。

そうするとめんどくさいことに

取り組むのがむつかしくなる。

学校を休みがち。

30日以上欠席。

このようなことはどの子にも起こりうることなのです。

 

では、心の水をどうやって増やせばいいのか?

人間は、常に前向きな生き物で、

毎日少しづつは、心のコップの水は増えていきます。

でも、減る量のほうが多いと、

結果、少なくなっていきます。

 

まずは、子どもの心のコップの水が減らないような環境を作ってあげましょう。

 

できれば、子どもの心のコップの水が増えるような関わりをしましょう。

 

子どもがニコッと笑った時、心のコップの水がワッと増えるような気がします。

どういうことがうれしくて、どういうことが傷つくのか。

答えは子どもが知っている。

正解は子どもの中にある。

と、私は思ってます。

 

親の会では、日々の子どものことを話しながら、

子どもへの関わりについて考える場でもあります。

一人で抱えてないで、

一緒に、考えましょう。

 

もし、雰囲気が合わなかったら、

別の親の会に行っていいのですから、

お気軽にご参加ください。